Monologue

第5回 旅立った友へ

人生には、始まりがあれば終わりがある。出会いの後には別れが待っている。
そんなことは、今更改めて考えなくてもわかり切ったことなんだ。

日本に帰国してから・・・すでに5人の友が俺の目の前から突然 旅立っていきました。
別れは突然来るものなのかもしれない。出会いのあとには必ず 来るものなのかもしれません。
そんなことわかってるつもりだけど、こんなに心が締め付けられる のは何故なんだろう。
こんなに悲しいのは何故なんだろう。こんなに涙が出るのは何故 なんだろう。。。
もう会えないからなのかな。寂しいから?ずっと考えていました。

最近少しずつその理由がわかってきた気がするよ。
それは、俺がみんなのこと好きだったからなんだろうなってさ。
みんな俺にとって特別だったんだよ。
だって、全然好きでもない人や有名人なんかがいなくなったって、こんなに辛くはないんだよ。
いなくなって欲しくない人がいなくなったから、辛いんだ。

みんながいなくなってから、俺は世界に一人だけ取り残されたような 気がした。
俺もみんなのいる世界に行きたいと思ったこともある。

でも、俺はまだそこには行けないよ。もう自分で自分の境遇を
悲しむことすらできなくなった君たちの代わりに、俺が悲しみ続ける 。
そうやって、みんながいたっていうことを思い続ける。
そして、みんなは俺の心の一部になるんだ。

俺と一緒に生きていこう。みんなの閉ざされてしまった未来を一緒に 切り開いていこう。

旅立った友たちへ。これからもよろしくな。